アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎とは

何らかのアレルゲンを吸入することにより、抗原と抗体が鼻の粘膜で反応して鼻症状を引き起こす病気です。一般的な風邪とは異なり、のどの痛みや熱などは伴いません。
通年性のアレルギー性鼻炎の主な原因はハウスダストです。家の埃やダニの糞・死骸が代表的ですが、ペットの毛、フケ、カビも原因となります。スギ花粉やヒノキ花粉などが原因となる花粉症もアレルギー性鼻炎の一種です。アレルギーは遺伝的な影響もあるため、家族に何らかのアレルギーがみられる場合は、アレルギー性鼻炎にかかる可能性があると言えます。

主な症状

アアレルギー性鼻炎の症状は、主として鼻と目に現れます。なかでも、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりが3大症状です。通年性では、一年を通してそうした症状が続き、季節性では毎年決まった季節（特に2～4月）に症状を起こします。顔がピリピリする、かゆみを感じるなど皮膚症状が出る方、朝に症状が出やすい方(アレルゲンがハウスダストの場合)などもいらっしゃいます。

主な治療法

治療に先立ち、問診などによりアレルギー性鼻炎を判定します。
必要に応じて鼻汁好酸球検査や、血液検査などによりアレルギー検査を行いアレルギーによる反応か確認したり、原因となっている物質（アレルゲン）を特定します。

症状を抑えるために基本的には薬物療法として、抗ヒスタミン薬などの内服薬やステロイド点鼻薬などを処方します。アレルギーのお薬は眠気や口が乾くなどの副作用があるものがありますので、症状に応じてお薬を処方させていただきます。昨年使用されていたものや副作用が少なく、効果が高いお薬などがわかるようでしたら問診時に教えてください。