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ご承知の方も多いと思いますが、耳たぶの前側には周囲の音を集めて耳の奥へと送り届けるための穴が開いています。この耳の穴のことを「外耳道」と呼んでおり、鼓膜へとつながっています。
外耳道炎は、この通り道に炎症をきたす病気です。習慣的に耳かきを行っている方もいらっしゃるようですが、ご自身で行っていると外耳道の皮膚を傷つけてしまい、細菌や真菌が繁殖することがあるので、お控えください。
また、糖尿病など免疫力の低下する疾患を持っている人では外耳炎を繰り返す傾向があるので、定期的に耳鼻咽喉科で検査を受けておくようにしましょう。
外耳道炎は耳そうじのし過ぎによって起こる事があります。習慣的に耳かきを行っている方は外耳道の皮膚を傷つけてしまい、細菌や真菌が繁殖することがあるので、お控えください。また、水泳や入浴で耳に水が入った場合やシャンプーやヘアスプレーなどの薬剤が耳に入ってしまったり、耳あかの溜まりすぎによるものがあります。
最近でテレワークの増加によりイヤホンによる外耳炎の方が多くいらっしゃいます。イヤホン装用による小さな傷から感染したり、長時間イヤホンをつけたりすることで外耳道が高温多湿になり菌が繁殖することが原因と言われています。
そのほか、糖尿病など免疫力の低下する疾患を持っている人では外耳炎を繰り返す傾向があります。
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まずは、耳の中をきれいにして消毒し、患部にお薬をつけます。耳だれが多い場合は、原因菌を見つけるために細菌培養検査を行うことがあります。その後、ご家庭で点字薬を使用していただいたり、軟膏を塗っていただきますが、炎症が強い場合は抗生剤を処方する場合があります。軽度であれば数日で症状も治まりますが、耳だれを伴う場合は、1回の受診で治療が完了することが難しいことが多いです。
外耳道炎の原因の一つに耳そうじのやり過ぎがあります。特に竹製の耳かきで何度も擦ると皮膚の表面が削れて滲出液が出て細菌が増殖しやすくなってしまいます。そして余計にかゆみが生じ更に耳をこするという悪循環になってしまいます。
基本的には、耳には自浄作用があるため何もしなくても耳垢は自然に対外へ排出されます。
耳そうじは、奥側の耳あかを取り出すのではなく、外側まで出てきたものをふき取る程度で十分です。耳の詰まり感や違和感を感じる方は、当院にて耳鼻科専門医が耳あかの除去をさせていただきます。
また、アレルギーや乾癬、湿疹や皮膚炎などの疾患を持つ場合方は、外耳道炎にもかかりやすいといわれるためより気を付ける必要があります。