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めまいは様々な原因によって引き起こされますが、特に多いのが内耳の病気です。
三半規管や蝸牛などの平衡器官に支障を来すと、目が回るような感覚が見られるようになります。
具体的には、良性発作性頭位めまい症やメニエール病、前庭神経炎などが考えられます。めまいを覚えたら、まずは耳鼻科にてご相談ください。
耳鼻科を「めまい」で受診なさる患者さまで一番多くみられるタイプの病気です。
朝方に寝返りを打った時、頭を洗うために下を向いた時、ベッドから起き上がった時などによく起こります。
ぐるぐる目が回る感覚が強いため、恐怖感や不安感、吐き気を伴ったりしますが、聴覚トラブルはありません。
発症数は多いのですが、耳鼻咽喉科で治療を受ければ早期に症状は治まります。
メニエール病は、めまいを起こす病気として広く知られており、特徴的な症状を呈します。
発作時に片側の耳鳴り、耳閉感、難聴が一緒に起こり、めまいが消える頃には、それらの症状も軽快・消失します。しかし、いったん収まったとしても、そこで終わりではありません。しばらくすると再び発作が起こります。
患者さまによっては、耳鳴りや高度の難聴が常態化することもあるので、早めに医療機関をご受診ください。
主にお薬による治療を行いますが、日常生活に支障が伴うような場合には、内耳の手術を検討します。
突発的に、周囲がぐるぐるまわるような激しい回転性のめまいが起こり、それが1週間くらい続きます。吐き気や嘔吐も伴い、日常生活に影響が出ます。
詳しい原因は解明されていませんが、発症する数日~2週間前に、風邪などの上気道の感染症にかかっていることが多く、風邪ウイルスによる前庭神経の炎症が原因とも言われています。
積極的に治療を行わなくても2~3週間で自然に治るケースが多いのですが、症状を緩和する薬を用いることもあります。