補聴器について

補聴器

補聴器は、普通の大きさの音が上手く聞き取れなくなったときに使用する医療機器です。
加齢や何らかの疾患によって耳の聞こえが悪くなることは頻繁にありますが、その全てで補聴器が必要になる訳ではありません。しかし、日常生活の中で、周囲の人の言葉や周辺の危険を察知する音(車のクラクションなど)が聞こえないと、様々な不都合が生じてきます。
聴力が落ちたなと感じられた方、ご家族などから補聴器をすすめられた方は、当クリニックの補聴器外来をご受診ください。

聴力の状態を正確に把握します

聴力は一般に30歳代を境に衰え始め、特に高音域から低下していきます。高い音が聞こえにくくなると、母音は聞き取れるものの、子音が聞き取りづらくなってきます。
こうした症状が患者さまによっても異なりますので、当クリニックでは様々な検査を行い、患者さまにとって最適の補聴器をアドバイスいたします。

補聴器のご相談の流れ

ステップ1:診断

耳の状態や聴力などの検査を行って難聴の診断を行い、補聴器の必要性や適応の有無を判断いたします。


ステップ2:ご相談

診断結果に基づき、補聴器に関する相談・説明・試聴などを行います。
※補聴器は、使用を開始した後もしっかりとアルターケアしていく必要があります。当クリニックでは1か月以上の試聴を行っていただき、その間も問題が生じていないか確認していきます。


ステップ3:補聴器の製作・調整

補聴器をご希望になられた患者さまには、補聴器を製作し、さらに調整を行ったうえでお渡しいたします。その際には、取り扱い方法などもご説明します。
※難聴の程度によっては、身体障害の認定を得ることが出来ますので、補聴器の購入に際して公費補助が受けられるケースもあります。


ステップ4:アフターケア

日常生活での使用状況に合わせ、定期的に微調整やお掃除、点検を行います。