インフルエンザ予防接種について

インフルエンザ予防接種

インフルエンザウイルスに感染すると、1~3日くらいの潜伏期間を経て発症し、38℃以上の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、寒気などの全身症状に悩まされます。併せて普通の風邪と同じように、喉の痛み、鼻水、咳などの症状も見られます。
お子様では痙攣や中耳炎、稀には急性脳症を、高齢者や基礎疾患をもつ方では肺炎を併発するなど、重症化するケースがあります。

多くの方は、インフルエンザを予防するためマスクや手洗い、うがいなどを実施していると思いますが、さらにインフルエンザワクチンを接種しておくことも大切です。
なお、インフルエンザウイルスは毎年少しずつ性質を変え、異なるタイプが流行するので、それに対抗するために、予防接種も年ごとに行う必要があります。

インフルエンザワクチンの接種時期

インフルエンザの予防接種を受けておくことにより、インフルエンザ発症を予防する効果が認められます。
成人の場合、1回の接種によって2週間後から血中の抗体が増え始め、約4週間後にピークに達します。その後も3~5か月は効果が続きます。
但し、インフルエンザウイルスは毎シーズンのように変異するため、翌シーズンは、また別のタイプのワクチン接種を受ける必要があります。

なお、高齢者を対象としたインフルエンザ予防接種は、予防接種法に基づく定期接種なので、公費助成が受けられます。
詳しくは、お住まいの市区町村にご確認ください。